2016年選挙: 国民党議員、バックパッカー税案破棄訴える

マルコム・タンブル再選政権国民党議員会議で主張

 7月12日、再選された国民党連邦下院議員が、同日の国民党議員会議でバックパッカー所得税法案を廃案にすることを呼びかけた。マルコム・タンブル再選政権はぎりぎり76議席で単独政権にこぎ着ける見込みであり、与党内少数党の国民党はこの議席ギリギリという条件をテコに要求を政権内部で発言権を高めようとすることが考えられる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 QLD州で国民党はフリンとカプリコーニアの両議席を確保しており、ミシェル・ランドリー・カプリコーニア選出議員は、「農村部はバックパッカー、ワーキング・ホリデー・メーカーの労働力を必要としており、選挙前に出されたバックパッカー税法案で、ワーキング・ホリデー・メーカーらの非課税所得額を廃止し、1ドルからでも所得税率32.5%を適用すればその労働力供給の見通しが崩れる」という農民の声を代表し、同税法案の破棄を求めている。

 一方、バーナビー・ジョイス国民党党首兼保守連合政権副首相は、保守連合内自由党と国民党との間の協定の秘密を守りたいが、ビル・ショーテン野党労働党党首は、「首相は政策で秘密協定を結ぶべきではない」と反論している。

 同税法案に関しては、農業部門と観光部門が、「同税導入すればバックパッカー旅行者がオーストラリアを避けるようになる」と懸念を示したため、導入が半年遅らされている。

 また郡部自由党(CLP)のナイジェル・スカリオン議員が閣僚から外れることが予想されており、国民党では新政権での国民党議員入閣についても見直しを求める声が挙がっている。

 全豪農業連合会(NFF)によれば、バックパッカー、ワーキング・ホリデー・メーカーは、国内農業労働力の25%を占めており、人口の少ない北部準州では85%にもなる。
■ソース
Election 2016: Capricornia MP Michelle Landry to lead fresh push to kill backpacker tax as Nationals meet

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