「石炭産業は大きな過渡期にある」と新連邦環境相

気候変動の事実も認めるが、石炭産業も支持の立場

 マルコム・タンブル新保守連合連邦政権で新しく環境相に任命されたジョシュ・フライデンバーグ議員は、過去に、「石炭産業支援は倫理的問題。炭鉱部門は今後も繁栄を続けるだろう」と語っており、「ミスター・コール」のあだ名までもらっている。

 しかし、新しく環境とエネルギー双方を一つにまとめて管掌する大臣に就任したフライデンバーグ議員がABC放送のインタビューに答え、「気候変動の科学を認めるし、気候変動や温室化ガス排出削減のためにオーストラリアも国際的な義務を果たさなければならないが、石炭は今後も混合エネルギー源の一つとして重要な位置を占めるだろう」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 さらに、「ポイントは、石炭はオーストラリアにとって重要な部門であること、世界的には石炭は今後も重要な位置を占めるが、様々なエネルギー源の中でそのシェアは次第に低くなってきている。そればかりでなく、石炭産業そのものが大きな過渡期に差し掛かっている。国内で4万人が従事しており、鉄鉱石に次いで2番目の輸出規模だ。複雑な問題だが、オーストラリアではまだまだ楽観できる。この産業は過渡期にある。インドのような国が石炭から他のエネルギー源に移行しようとしている時に協力する義務がある。インドは、再生可能エネルギーへの投資を4倍に増やしてきたが、エネルギー供給改善のために石炭のような化石燃料使用量を増やす傾向にある。双方向への動きだ」と語っている。

 さらに、「オーストラリアはまだ来年の気候政策の条件をまだ決めていない」とも語っている。アメリカとカナダは今年中に2050年までの気候計画を編成するとしており、オーストラリアは2020年までの再生可能エネルギー目標、2030年までのパリ合意を設定している。

 フライデンバーグ大臣は、「政府は今ここに集中している。来年の見直しについては、その条件についてはおいおい決めていく」と語っている。
■ソース
New Environment Minister Josh Frydenberg says coal industry is in ‘major transition’

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