シドニー西郊の教会に「慰安婦像」建立計画

韓国人団体と日本人団体の間で支持と反対の運動

 シドニー西郊のストラスフィールドで昨年、韓国人団体が、「公有地に慰安婦像を建てたい」と申請したことに関し、ストラスフィールド市議会は申請を却下した。しかし、このたび隣町のアシュフィールドの合同教会に本部を置くエキソダス財団のビル・クルーズ師が教会の敷地に韓国人団体が韓国から輸入した「慰安婦像」を建てることを申し出ており、日本人団体から反対運動が起きている。

 ABCニュースが報じた。

 昨年、日本政府が、存命の慰安婦として徴用された女性に謝罪と賠償を行うことで韓国政府との間の合意を得た。

 クルーズ師は、「像を支持している。今年中にアシュフィールドの敷地に建てたい。歴史をぬぐい去ることは望まない。これは日本に対する非難ではない。これはすべての戦争で女がどのように扱われるか、男が女をどのように扱うかという問題だ。また、人間の暗部という問題だ」としている。

 また、クルーズ師は、日本領事とジョン・アジャカ多文化担当大臣ともあって話し合っており、「彼らは、コミュニティの対立を懸念している」と語っている。さらに、「カンタベリー・バンクスタウン市議会が公有地での像建立を却下した場合には教会の敷地を提供する」と語っている。

 一方、日本人コミュニティ側は、「像は民族差別」としており、ABCは、2015年にオーストラリア・ジャパン・コミュニティー・ネットワークの弁護士がカンタベリー・バンクスタウン市議会に送った信書のコピーを入手しており、「像は、どのような場合でも何人または何人かのグループに不快感を与え、侮辱し、屈辱を与え、または威嚇すると考えることが妥当であり、豪連邦の人種差別禁止法第18条C(1)(a)違反にあたる」としている。また、同ネットワークの山岡鉄舟代表名で、クルーズ師に送られた信書では、「問題の像は、北朝鮮と関係を持つ政治運動家が推進するものであり、この韓国人の反日活動は、日米豪の同盟関係を断とうとする中国共産党の情報操作の一環として行われている」としている。

 2015年のストラスフィールド・カウンシルは、問題の像がカウンシルのメモリアル・ガイドラインを満たしていないとして、カウンシルの公有地を提供することを却下した。

■ソース
Sydney ‘comfort women’ statue sparks dispute between Korean and Japanese activists

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