国勢調査、統計局のオンライン記入ウエブサイト回復

「責任者の首が飛ぶ」とタンブル首相の怒りの発言

 8月11日午後2時30分、豪統計局(ABS)の国勢調査オンライン記入ウエブサイトが回復した。このウエブサイトは8月9日夜にABSが「サービス拒否攻撃(DOS)を受けた」として、事故原因が判明するまでスイッチを切っていた。パンクの原因として大勢の国民が一度にオンラインに殺到したためとも、何者かが侵入を図ったためとも伝えられている。また、野党労働党のビル・ショーテン党首は、「この事故は豪政府未曾有の大失敗」と語っており、タンブル首相はABSに対する不興を表明、「ABSは何百万もの国民に迷惑をかけた」と発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 さらに、「誰の首がいつ飛ぶかは事故調査が完了してからだ。オーストラリア国民に対しては単純率直に対応しなければならない。これはABSの失態だ」と語っている。

 また、ABSのデビッド・カリッシュ局長もキャンベラで記者会見し、ABSの落ち度を全面的に認める発言と謝罪を繰り返し、さらに、「豪通信局(ASD)からシステムは安全でセキュリティも確実との書面による保証を受けたので本日午後2時30分に国勢調査票オンライン記入を再開した」と発表した。

 ショーテン労働党党首は、「この失策は保守連合政府の大きな失策だ」と批判しているが、タンブル首相は、「このサービス拒否攻撃は予想できたこと。ABSとの請負でサービスを提供しているIBMが十分に警戒しておくべきだったが、現実にはその備えが十分ではなかったということだ。どこから攻撃が行われたかも調査することになる。しかし、目下のところは調査票オンライン記入サービスを復旧することだ」と語っている。

 また、「攻撃はアメリカからのように見えるが、他からアメリカ経由で攻撃したということもありえる」と語っている。また、首相の通信関係顧問は、今後も攻撃があり得ると見ている。
■ソース
Census: Survey back online as angry Malcolm Turnbull warns ‘heads will roll’

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