2型糖尿病に新しい特効薬PBS登録、9月1日から発効

週1回の注射、年間$1,600の自己負担軽減に

 8月14日、連邦政府のスッサン・レイ保健相は、2型糖尿病の新特効薬、Exanatideを医薬品給付制度(PBS)対象医薬品に登録し、9月1日から政府の補助が受けられるようにすると発表した。従来の医薬品は1日に2回の注射が必要だったが、新医薬品は1週間に一度の注射で効果が持続するため、患者の心理的負担が軽減されると同時に、経済的負担も年間$1,600程度軽減される。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 国内の2万人程度の2型糖尿病患者にとっては大きな朗報となる。また、レイ大臣は、7,000万ドルを投じて、子宮頸がんやまれな成長疾患の治療薬も登録すると発表した。

 レイ大臣は、「残念ながらオーストラリアの糖尿病による四肢切断の率は非常に高い。これは本来予防できる事態だ。政府は専門家諮問委員会が勧告を出せばそれに基づいて医薬品をPBSに登録してきた」と語っている。

 糖尿病患者の利害を代表するDiabetes Australiaのレンザ・シビリア氏は、「これは治療が楽になることもあり、生活の質が大幅に改善されることだ。医師がこの薬を処方するようになれば患者もそれに従って使うようになる」と語っている。

 また、従来の子宮頸がん治療で効果が上がらない女性は、PBSによってAvastinを使うことができるようになる。また、この医薬品はPBSで年間6,000万ドルの政府負担になる見込みだが、患者にとってはPBSがなければ$55,000の負担が、$6.10から$38程度の負担と大幅に軽減される。

 その他にも、非常にまれな疾患で、手足顔が異常に大きくなる末端肥大症の治療薬にも1,000万ドルが用意されている。

 労働党のキャサリン・キング影の保健相は、新薬登録を歓迎しつつも、「レイ大臣は、PBSのコストを実質的に引き上げようとしている」と声明している。
■ソース
http://www.abc.net.au/news/2016-08-14/new-type-2-diabetes-treatment-easier-cheaper-option/7732928

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