豪国防省、仏潜水艦建設企業に機密漏洩警告

インドのプロジェクトで同企業の2万ページが漏洩

 500億ドルの予算で12隻が建造されるオーストラリアの次期潜水艦隊計画はフランスの企業、DCNS社が落札し、船体の建造はアデレードの海軍艦船造船所で行われる計画が進んでいる。しかし、同社のインドでのプロジェクトで設計書など2万ページが漏洩されたため、クリストファー・パイン国防相は、DCNS社に警告するよう指示した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 漏洩事件後、同社のコンピュータが外部から侵入されたのではないかとの疑いも持ち上がっている。豪国防省では、DCNSオーストラリア社に対して、豪潜水艦についてアメリカが行っているのと同じレベルの機密保護を求めた。

 潜水艦建造入札は日仏独3国で争われたが、その過程で選挙公約、ビジネス・キャンペーン、政治キャンペーンも繰り広げられ、憶測も飛び交った。今週初めにクリストファー・パイン国防相は、「国防省からはDCNS漏洩問題はオーストラリア政府の将来の潜水艦プログラムに何の影響もないと知らされている。プログラムは厳しいセキュリティ要求条件に基づいて実施されており、情報、技術データはすべてその要求条件に従って処理されている。これはコリンズ級潜水艦の機密情報や技術データを保護しているのとおなじ要求条件であり、長年にわたって何の事故もなく運営されてきた」と語っている。しかし、チャネル・ナインに出演したパイン大臣は、「漏洩問題はDCNSとインド海軍にとっては大失態だ」とも語っている。

 DCNSも声明を発表しており、「フランスの国防セキュリティ関係当局が漏洩事件を捜査し、漏洩文書の内容を正確に判断することになる」と述べている。
■ソース
Defence warns French company DCNS to keep submarine designs safe after India leak

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