タンブル連邦首相、労働党に「物わかり良く政府に協力を」

「財政修復に中道で交渉と妥協も辞さない」

 スコット・モリソン財相は、「税金を納めている国民とまったく納めていない国民がいる」と発言、財政黒字回復を目指して、福祉受給者などへの締め付けを予告した。一方、マルコム・タンブル首相は野党労働党に向けて、「財政赤字を修復し、オーストラリア国民の怒りを避けるため、物わかり良く中道のところで政府と話し合う」よう呼びかけた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、QLD州ブリスベン市での自由国民党(LNP-自由党と国民党の保守連合は、QLD州のみ合併し、自由国民党を名乗っている)の会議で挨拶し、「交渉と妥協も辞さない。ビル・ショーテン労働党やすべての政党にも同じように中道のところで物わかり良く話し合ってはどうか」と発言した。

 さらに結婚平等化問題や人種差別禁止法などの論議のさなか、自由党と国民党、自由国民党の議員に向けて、「雇用、医療、教育など基本的な政策について議論してはどうか」と語った。

 労働党に対しては、交渉と妥協に応じないなら、それは国の将来のため、与野党が結束して事に当たって欲しいという圧倒的大多数の気持ちを読み違えていることになると語っている。

 これに対して、ジム・チャーマーズ影の蔵相が、タンブル首相の「労働党は財政黒字回復の主要予算案を支持すべき」という言葉を批判し、「この数年来、労働党は予算修復でオープンに話し合いを求めてきた。また、代替案を提出してきた。労働党は、政府が公平で持続性のある方法で予算修復のために労働党の代替案を取り入れるよう望むものだ。タンブル首相は、物わかりのいい中道というが、現在の保守連合は党内極右がそうはさせないだろう」と語っている。

 一方、タンブル首相は、「上院がABCC法案と登録団体法を否決すれば、両院特別合同議会を開くこともありえる」と発言している。(
■ソース
Malcolm Turnbull urges Labor to meet him in ‘sensible centre’ over budget repair

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