半数近くが「ウエストコネックスはシドニー交通網に寄与」

12%が反対、40%は「分からない」と回答

 フェアファクス・メディアの世論調査によると、現在シドニー首都圏西部などで建設工事中のウエストコネックス自動車道網に反対しているのは市民の12%に過ぎないという数字が出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ウエストコネックス自動車道網は168億ドルの予算と8年をかけて3期にわたって建設され、M4の拡幅やシドニー・インナー・ウエストの住宅街更地化、トンネル工事などが行われ、最終的にハーバーブリッジやM5とも接続する。

 シドニー・インナー・ウエストの更地化されたハバーフィールド地区では歴史保存地区に指定されていたフェデレーション・スタイルの住宅街を取り壊すなどしており、反対派の強制排除など政府と住民の間で対立が深刻化していた。また、大シドニー委員会のルーシー・タンブル委員長が歴史保存地区住宅街取り壊しを知らなかったことが明らかになるなどのエピソードも生まれた。

 しかし、今回、有権者1600人を対象に実施された世論調査では48%近くが、「ウエストコネックスはシドニー市に取って益をもたらす」と考えており、また、40%が「分からない」と答えている。

 また、M4も、拡幅やウエスタン・ディストリビューター道路との直結が完成すると、7.5kmの区間が2017年第1四半期から再び有料道路化されることになっている。料金を距離制で計算すると片道$4.21になる他、現在事実上無料になっているM5の東の一部区間も有料区間になる。

 ダンカン・ゲイ道路相は、「ウエストコネックス開通してもしばらくはドライバーは通行料を避けるため、在来道を使うだろうが、これまでの有料道路の例が示すようにいずれは有料道路を使うようになる」と語っている。

 また、緑の党もウエストコネックス建設に反対していたが、同党支持者の22%が同自動車道建設を支持しており、反対の17%を上回っている。また、18歳から34歳までの年齢帯では、ウエストコネックスに反対しているのはわずか6%で、48%は支持、また46%が分からないと答えている。

 また、2012年の計画当時は100億ドルの予算だったが、2015年には168億ドルに膨れあがっており、今後更に膨張すると予想されている。
■ソース
Small minority of voters believe WestConnex will be bad for Sydney: poll

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