ダスチャリ労働党上院議員影の閣僚を辞任

連邦政府への借金を中国政府系企業が返済

 連邦労働党のサム・ダスチャリ上院議員は、連邦政府に借金していた旅費$1,600を中国政府系企業に支払わさせていたことが明るみに出て以来、政府与党などから辞職を求める攻撃を受けていた。ビル・ショーテン連邦労働党党首は、ダスチャリ議員の行為を議員にあるまじき行為としつつも、「やり直す機会を与えたい」として擁護していた。ダスチャリ議員は中国政府系企業から高級ワインを受け取っていたが、いずれも届け出済み。

 外国人が議員の外遊を一部でも負担したケースは保守連合、労働党ともこれが初めてではない。また、中国政府系企業が与野党双方に政治献金していたことが最近も大々的に報道されたばかり。

 また、ダスチャリ議員は、9月6日に記者会見し、謝罪を発表している。同議員はこれまで野党労働党の上院幹事を務めた他、消費者問題スポークスマンとして影の閣僚を務めていた。

 影の閣僚辞任後、ダスチャリ議員は、「政治献金を受けたこと自体は規則違反ではないが間違っていた。過ちを犯したのであり、それをつぐなうつもりだ」と語った。

 また、「この問題が、保守連合の政策に対する労働党の攻撃から目をそらすことになるのは望むところではない。私のこの問題のために政府が何の監視も受けずに逃れることはさせたくない」と語っている。

 ダスチャリ議員は議員旅費手当枠を超過したため、$1,600を連邦に返済しなければならなかったが、シドニー所在の中国政府と関連のある企業、Top Education Instituteに肩代わりさせていた。また、「肩代わりの見返りを要求されたことはない」と語っているが、なぜ、同企業に自分の負債の返済を求めたのかについては明らかにしなかった。

 ニック・ゼノフォンSA州選出議員は、「ダスチャリ議員が影の閣僚を辞任したのは適切な措置だ。返り咲く前にしばらく政治的荒野で過ごさなければならないだろう」と語っている。
■ソース
Sam Dastyari steps down from Labor frontbench after accepting money from Chinese donors

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