ムーア・シドニー市長、圧倒的な人気で再選果たす

自由党陣営、ベアード州首相の敗北責任追及始まる

 9月10日のNSW州地方自治体選挙は、マイク・ベアード保守連合政権の大合併自治体を除く州内各地方自治体で実施された。大合併自治体は2017年まで議会選挙が延期されている。

 シドニー市長選挙は、ベアード州政権が、「シドニー市内在住の選挙権者には1人1票、事業所には1事業所2票を与える」法案を遊漁狩猟党(Shooters and Fishers Party、現Shooters, Fisher & Farmers Party)らの賛成で通過させており、保守政治家をシドニー市議会に送り込むための身勝手な選挙方法の変更、ゲリマンダーだと批判されていたが、蓋を開けてみると、クロバー・ムーア無所属市長が圧倒的な得票で勝利した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 10日夜の即日開票で午後9時には開票分の60%以上を獲得したムーア現市長が勝利宣言した。

 一方、自由党候補でトニー・アボット前連邦首相の妹としてよく知られ、今回選挙でもムーア氏の最大ライバルと目されていたクリスティン・フォースター候補はわずか15%の得票で2位となり、ムーア氏が4選を果たす記録を作った。

 勝利宣言に立ったムーア市長は、「この結果は民主主義の真の勝利であり、良い政府の勝利だ。また、シドニー市民が独立、進歩、地域住民主導の政府を望んでいる結果だ」と語った。

 また、シドニー市では23,000の事業所の大部分が選挙権2票を持ち、117,000人の有権者が1票という新法についても触れ、「今回の選挙結果は、市民が州政府のゲリマンダーに怒りを突きつけたことを意味している。事業所が2票を持つ権利があるというのなら、州政府はなぜニューカッスル、ウロンゴン、パラマッタにも同じ理屈を適用しないのか。市民は、州政府に差別され、民主的権利を否定され、自分達の選挙権を半分に切り捨てられたと感じている」と語っている。

 一方、自由党内ではベアード自由党政権がグレイハウンド・レーシング廃止を決定したことを敗因とするなどの責任追及を始めている。
■ソース
Clover Moore claims Sydney victory as voting continues after NSW local government elections

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る