ライブ店や酒店、配達の営業時間延長など勧告

シドニーのロックアウト法見直し報告書発表

 シドニー市東部キングスクロスや都心部で酔客の暴力事件が多発し、死者も出したことから、NSW州保守連合政権は「ロックアウト法」を導入し、事件多発地区の酒類提供店の閉店時間を早めた。9月13日、イアン・キャリナン元高裁判事による同法の見直し報告書が提出された。18,000件に及ぶ市民からの意見書も踏まえた報告書は、同法によって暴力事件が激減したことを認め、ライブ・エンターテインメント提供店、酒店、配達などの営業時間延長を認め、2年ごとに見直すことを勧告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ライブ・エンターテインメント提供店については現行の午前1時30分を午前2時まで延長し、2年ごとに見直すこと。また、午前3時のラスト・オーダーを午前3時30分に延長すること。州全域に適用されている持ち帰りの酒類販売については午後10時を午後11時まで延長し、民家への酒類配達を午後12時まで認めること、などを勧告している。

 151ページにのぼる報告書は、救急病棟に運び込まれる事件が減り、キングスクロスや都心が安全になったが、シドニーの活気や雇用に影響があったことを認めている。また、同法は支持、反対には強い、時には独善的な意見が巻き上がっていることにも触れている。

 そのため、規制をやや緩和することで暴力事件多発に戻ることなく町の活気や雇用の回復を図ることができるのではないか。ただし、常に暴力事件多発の危険が伴うことを念頭に置いておかなければならないとしている。

 州政府は、トロイ・グラント副州首相が、「報告書を検討しつつ、今後2,3週間の間に利害関係者や地域住民との話し合いなど開き、年末までに回答を出す」と語っている。
■ソース
Lockout laws in New South Wales could be relaxed, report suggests

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