豪首相、国連で「国境を閉めるか国内政情不安か」

「オーストラリアの難民対策こそ問題解決策」と宣言

 国連での難民問題首脳会議に出席したマルコム・タンブル豪首相は、オーストラリアの非妥協的な国境警備政策こそ国内政治体制を維持しつつ際限のない世界的な難民の流れをコントロールするモデル政策だと語った。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が語った。

 さらに、「世界中で戦乱、飢饉、災害のためにざっと6,500万人が難民化している。それに対処するためには社会の利益を念頭に置いた国内政策を考え、混乱を秩序に変えていくために国際的な協力を中心とした努力を行うべきだ」と語った。

 また、「国境警備によって際限のない難民問題に対処することは、政府がリスクを最小限に抑えつつ、ほんとうに助けを必要とする人々に人道支援をする能力を持っていると国民に信頼されるために必要なことだ。その信頼がなければ、政府は難民受け入れを35%増やすこともできない。ましてやその上に12,000人のシリア系、イラク系難民を受け入れることなどとてもできない」と語った。

 また、「オーストラリアは宗教や民族によって規定される社会ではない。オーストラリアは、相互尊重の念に基づいて、政治的価値観、民主主義、自由、法治主義などを共に追及する努力によって規定される社会だ。移民問題もこれらの価値観が原動力になっており、2,400万人の人口に年間19万人の移民を受け入れている」と語った。

 タンブル首相は、オーストラリアの実績を称賛した後、諸外国代表に向けて、「しかし、一国の政府はあまりナイーブになって、大規模な移民の受け入れや支援プログラムに対する一般国民の感情を忘れることはできない。さもなければ国民の抵抗にあい、対立や政府の機能停止にもなりかねない」と語った。

 また、タンブル首相は、「オーストラリアは中米の難民を受け入れる」と発言した。グアテマラ、ホンジュラス、エル・サルバドル3国の戦乱、犯罪者の暴力を逃れる人々がコスタリカの難民センターに収容されており、大きな問題になってきている。
■ソース
Get control of your borders or face instability: Malcolm Turnbull’s advice to the UN

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る