ジョイス農相、前農務事務次官と決裂が書簡で判明

法相と法務次官との対立に続いてぎくしゃくした関係

 連邦国民党党首、連邦保守連合副首相を兼ねるバーナビー・ジョイス農相が2014年に公式議会議事録の変更に関して行ったことに関して、前農務事務次官がジョイス農相に宛て書簡を送っていたが最近になるまで秘密にされていたことが伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジョイス大臣は2014年に議事録を訂正したが、議事録原本が問題のある職員によって改変されたとしていた。しかし、2015年3月、ポール・グライムズ農務事務次官がジョイス大臣に宛て、「大臣を相手にこの問題について解決する自信はもはやない」と書いている。

 ことの起こりは2014年10月にジョイス大臣が議会で、「経済的援助を必要とする農家は即時にFarm Household Allowanceを受けることができる」と説明したことにあり、現実には旱魃で経済的援助を必要としても、農家は所得援助資金を受けるまでに何週間も何か月も待たされていた。ジョイス大臣はその後再び議場に戻り、訂正したが、議事録の最初の発言も書き替えられており、ジョイス大臣は、「職員が勝手に書き替えた」として、職員の責任にしていた。それを発端として、ジョイス大臣とグライム事務次官の間が険悪になり、最終的にグライム氏を事務次官から罷免する結果になった。

 労働党は長らく、グライム書簡を公開するよう求めていたが、情報の自由法に基づく公開請求にも抵抗していた。最終的に労働党のジョエル・フィツギボン農務スポークスマン議員が上院予算委員会でこの問題を追及した。フィツギボン議員は、「この手紙で、グライム氏が最初はいやがらせを受け、ジョイス大臣の議事録の手直しに抗議した結果罷免されたことが明らかだ。ジョイスは下院で自分の職員がジョイスに諮ることなく書き替えたと証言したが、とんでもない話だ」と発言した。

 ABC放送は、「経済援助を必要とする農家は、2014年も今もFarm Household Allowanceを受けられるまでに半年待たされることも珍しくない」と報道している。(Ratei)
■ソース
Barnaby Joyce’s broken relationship with former Agriculture Department head revealed in secret letter

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