ボブ・デイ家族第一党上院議員当選無効訴訟へ

議員関係法違反容疑、保守系議員減政府にも危機感

 ボブ・デイ家族第一党SA州選出連邦上院議員は自分の経営する住建会社が破綻したため、議員を辞職したが、それと前後して政府部内から、「デイ議員の選挙結果そのものが無効だった可能性がある」との指摘が出ており、連邦高裁に当選無効とSA州連邦上院選挙の開票集計やり直しを求める訴えを出す可能性がある。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送によると、デイ元家族第一党議員のアデレード選挙区事務所は連邦が家賃を負担しているが、事務所の入っている不動産物件の所有者がデイ氏自身の企業の元役員が経営する不動産会社であることが明らかになったとしている。そのため、議員の金銭的利害規定に違反する可能性があるとされている。

 デイ氏自身は、「2013年に上院に当選した後、規定により、その不動産を所有できないことが明らかになった段階で問題のケント・タウンを売却した」とABC放送に語っている。

 2015年12月、連邦政府はその物件の新しい所有者、フラートン・インベストメンツと契約したが、政府が家賃を払っている空き事務所がすでにあるため、連邦政府はこのフラートンの家賃は支払っていない。ところが、デイ所有の会社とファミリー・トラストが、デイ所有の建物を売るためにフラートンに金を貸し、その分をナショナル・オーストラリア銀行から借り入れていることが明らかになった。

 2016年10月、連邦政府はこのリース契約を打ち切った。しかし、2016年7月選挙当時にデイ氏が政府の借りた物件に間接的な金銭的利害関係を持っており、そのため、デイ氏が議員関係法制に違反し、よって2016年7月選挙でのデイ氏の当選が無効になる可能性があり、無効になった場合、2人目の家族第一党候補に票が回されず、家族第一党以外の候補者に回されることになる。

 スティーブン・パリー上院議長が上院議員全員に宛てて通達し、「憲法上難しい問題になっている」と伝えている。一方、デイ氏は、「法的アドバイスを受け、規則に違反していないと言われた」と語っている。

 事案が連邦高裁に送られた場合、その判決が出るまで連邦政府は上院で保守政党「家族第一党」の支持を受けられなくなる。
■ソース
Senators urged to challenge election validity of Family First’s Bob Day

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