ヘーゼルウッド火力発電所閉鎖で電力料金8%上昇

VIC州政府のモデル化試算で明らかに

 VIC州政府が発表したモデル化試算によると、「国内でもっとも汚い」といわれるヘーゼルウッド火力発電所を閉鎖した場合、州民世帯の電力料金は4%から8%上昇するとされている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同所の最大所有者、フランスのENGIE社は11月3日に、「2017年3月に閉鎖」を発表する予定になっている。同所はVIC州の電力供給量の約4分の1を生産しており、隣接する安価な褐炭を燃料にしているため、同所の閉鎖はそのまま電力料金を押し上げることになると見られている。

 ABCは、VIC州政府が委託して行わせたモデル化試算報告書を入手し、「州民世帯の電力料金は2017年には約4%上昇する。これは年額にして$44程度で週額にして85セント程度となる。

 委託を受けて試算したCarbon + Energy Marketsによる分析は先物市場卸売り価格予想に基づいているが、環境・土地・水源・計画省の見通しに基づく分析では、2017年平均州民世帯電力料金には変化はなく、2018年に8%、年額で$86上昇することになる。また、週額で$1.65となる。

 ティム・パラス財相は、「ヘーゼルウッドが閉鎖されれば電力料金にも影響が出るというのが現実だ。それがいくらくになるかは監視を続けなければならない。ただし、ヘーゼルウッドの閉鎖でVIC州の電力供給安定に影響が出ることはない」と語っている。

 ただし、マイケル・オブライエン影の財相は、「ヘーゼルウッドは電力需要の25%を生産しており、これを閉鎖するのでは、椅子の脚を1本取り去るようなものだ。長くはそのまま立っていないだろう」と批判している。
■ソース
Hazelwood power station closure: Electricity bills could rise 8pc, Victorian Government modelling shows

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