労働党、保守政府の「終身入国禁止法案」反対決定

船で渡来試みた難民希望者すべてを対象の法案

 先に保守連合政府与党は、船でオーストラリア領海に入ろうとした難民認定希望者は終身オーストラリア入国を禁止する法案の計画を発表していたが、11月8日朝、連邦労働党は上下院合同の党議員会議を開き、政府法案に反対することを全会一致で決定した。

 この日、保守連合政権与党は、「2013年中期以降に船でオーストラリア領海に入ろうとした者は、その理由を問わず、終生オーストラリアの入国を禁じ、ビザを発給しないし、例外を認めない」内容の法案を提出した。

 また、緑の党もすでに法案に反対しており、保守連合政権は、上院の諸派無所属議員の過半数の支持を得ない限り、法案の成立は難しい。

 ビル・ショーテン労働党党首は、「この法案は保守連合が必死でワン・ネーション党など極右政党に迎合する姿に他ならない。この政府は自分達の仕事を遂行することよりも右翼への迎合に熱中している」と発言し、タニア・プリバセク副党首も、「なぜこのような法律が必要なのか誰も私達に説明できない。ピーター・ダットン移民相さえまともに説明できない」と批判している。

 一方、ダットン大臣は、「労働党は自分達の失敗に学んでいない。それどころか、労働党はクレージーな党内左派に乗っ取られた。しかし、労働党と緑の党の支持がなくとも法案を通過させる自信はある。いくつかの国と交渉しており、マヌス島とナウルに収容されている難民認定希望者を引き取ってもらう話を進めている」と語った。

 法律が通過すれば、船でオーストラリアに渡ろうとした難民希望者は第三国で成功し、ビジネスでオーストラリアを訪れようとしても認められない。また、親族がオーストラリアにいる者も親族に面会することもできない。
■ソース
Labor MPs unanimously vote to oppose legislation for lifetime ban for refugees

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