オバマ米政権、ナウル・マヌスの難民受け入れ急ぐか

反移民のトランプが大統領に就任する来年1月前に

 パプア・ニューギニアのマヌス島とナウルにある豪領外難民収容センターに収容されている難民認定希望者の定住先について、マルコム・タンブル連邦首相、ピーター・ダットン移民相がバラク・オバマ米政権と交渉していたが、最終的にアメリカが受け入れることで話し合いが落着した。しかし、2017年1月には反移民を掲げるドナルド・トランプ次期大統領が就任することになっており、オバマ政権は駆け込みで受け入れ作業をそれまでに完了させるのではないかと見られている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 タンブル・ダットン両大臣は、両難民収容センターに収容されている難民をアメリカに定住させる対策を自画自賛しているが、トランプ次期大統領が就任してオーストラリアとの合意を守るかどうかはまったく定かではない。

 アメリカの移民受け入れ規制強化を支持するシンクタンク、Centre for Immigration Studiesのマーク・クリコリアン理事長は、「この合意はトランプ政策に反する。オーストラリアは自国の難民問題をアメリカに押しつけるべきではない。この協定はまるで狂気の沙汰だ。タンブル首相が試してみようとすることにはとやかく言わないが、オバマ大統領がなぜこの協定をいい考えだと思ったのか、まるで見当がつかない。アメリカは他国の難民の捨て場ではない。彼らが真正の難民ならオーストラリアが引き受けるべきではないか」と語っている。

 さらに、「ただし、オバマ政権が1月20日前までに受け入れ手続きを急ぐ可能性はある」と語っている。
■ソース
Barack Obama may rush resettlement of Nauru, Manus refugees before Donald Trump sworn in

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