連邦議事堂屋根の芝生、警備問題で立入禁止

「テロの危険」増大で重要建物のセキュリティ強化

 世界にもユニークなオーストラリア連邦議事堂は、建物の屋根が芝生の斜面になっており、訪問者が自由に歩ける「国民に開放された議事堂」だったが、テロ問題が厳しくなっており、現状では連邦議事堂がテロ攻撃の危険にさらされるとして、この斜面の芝生が立入禁止区域になるかも知れない。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この屋根の芝生への一般市民の立入を禁止することは警備当局からは働きかけがあったが、国民に開放された議事堂で、国民の代議員の頭の上を歩けることが象徴的な伝統になっていることから立入禁止措置はなされなかった。

 正確なセキュリティ強化の内容については秘密にされているが、フェアファクス・メディアによると、現行制度にいくつもの変更が計画されており、下院では大手政党の支持を得ており、今週からは上院でも審議が始まり、今夏中に作業が始まる予定。

 現在一般市民の立入が認められている区域にセキュリティ・バリアが設置され、上下院出入り口周辺にはフェンスとゲートが設置され、出入り口も少数に絞られ、機銃を携帯する警察官のパトロールも強化される見通し。

 これまでは議事堂内にX線と金属探知機による検査ポイントがあるだけだった、これは議事堂内に入り込んだテロリストの危険を感知し、対応することができるだけだとの専門家の意見が出されている。また、外の警備も強化されると同時に内部でも警備が強化される。

 議事堂警備強化は2014年以来1億1,000万ドルを費やして実施されてきたが、さらに増強されることになる。
■ソース
Parliament’s lawns could be sealed off from the people under sweeping security overhaul

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