「未来のフリゲート艦隊建造は2020年から」

「世界最近代的対潜駆逐艦隊」とパイン大臣
 連邦政府のクリストファー・パイン防衛産業相は、次期フリゲート艦隊の建造を2020年から始められると自信のほどを語っているが、国防関係者、産業関係者の間では現実に豪海軍の「未来のフリゲート艦隊」艦船建造開始時期についてあまりにも野心的とする声が挙がっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 パイン大臣は、「艦隊建造が終われば、オーストラリア海軍の艦隊は世界でもっとも近代的な対潜戦闘駆逐艦隊になる」と語っている。

 350億ドルのプロジェクトには世界の造船会社3社が入札競争に参加しており、パイン大臣は、2020年の建造開始に間に合わせるためには、ここ2,3か月の間に指名を行わなければならないとしている。

 スペインのNavantia社は、ホバート級駆逐艦を進化させた仕様を盛り込んでおり、イタリアのFincantieri軍艦は、オーストラリアでの仕様変更が必要になる、また、イギリスのBAE社は最新のタイプ26設計フリゲート艦建造を提示している。ただし、この設計はまだ1隻も建造されていない。

 パイン大臣は、「未来のフリゲート艦隊」建造の日程発表は2018年第2四半期に予定されているが、それも前倒しにして早めに決定することができると考えている。しかし、遅めを約束して早めに実現する方が上策と思う」と語っている。

 しかし、国防省内の高級幹部や防衛産業関係者は、「複雑な軍艦の建造をそれほど早く始めるというのは日程的にタイトすぎる。設計がよく成熟しており、開始の前に承認された設計図が多ければ多いほど、いい結果になるものだ。今回は少し急ぎすぎるのではないかと気がかりだ」などの言葉で懸念を表明している。
■ソース
Future Frigates Fleet will begin construction in 2020, says Christopher Pyne

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