連邦政府、各省大臣に「地方分散リスト提出」命令

農薬獣医薬管理局のアーマデール移転に続き

 4月19日、連邦政府は、再び地方分散化を推進することを発表した。これに基づき、各大臣は管掌部局を大都市に留める場合にはその理由の提出が求められる予定。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 フィオーナ・ナッシュ地方開発担当大臣は、「部局移動審査の評価基準は2017年中期までに決定する」と語っており、各大臣が8月までに内閣に、各省の地方分散に適した部局・機関の詳細を報告しなければならない。

 ナッシュ大臣は、「郡部、農村部、過疎地の住民も、都市住民と同じように政府省庁からの仕事に就く権利がある」と語っている。

 連邦国民党党首のバーナビー・ジョイス副首相は、率先して地方分散を推進しており、すでに農薬獣医薬管理局(APVMA)をNSW州北部の自分の選挙区、アーマデールに移しており、職員数を大幅に縮小したことや残った職員全員に机が行き渡らず、あぶれた職員が近くのマクドナルドで仕事をしていることが報道されている。

 キャンベラのフェナー選挙区選出のアンドリュー・リー労働党下院議員は、「保守連合政府はオーストラリアの首都をばらばらにするつもりか」と政府批判を展開、「効率と政府の集約化を唱える保守連合が政府機関の不効率化と分散化を率先するとは偽善も甚だしい」と語っている。

 ACTのアンドリュー・バー主席大臣は、「政府の地方分散化は、シドニーやメルボルンから郡部に雇用を移すのであればいいことだ。オーストラリア政府の雇用の62%はACTの外で行われており、連邦省庁の地方分散の余地はある」と語っている。
■ソース
Decentralise your departments to regional areas, Federal Government tells ministers

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