ショーテン労働党、低排出量目標(LET)採用検討

気候変動問題専門家、連邦政府にLETを勧告か

 6月7日、連邦野党労働党のビル・ショーテン党首が、「低排出量目標(LET)の採用を検討する」と発表した。国内の気候変動問題専門家、アラン・フィンケル博士も、マルコム・タンブル連邦政府に対してLETを採用するよう勧告することが予想されており、ようやく与野党で一致をみることになる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、フィンケル博士は、再生可能エネルギー目標率についてもさらに拡大改定した数値を採用するよう勧告するとみられている。また、連邦政府の気候変動対策局もこの案を支持している。

 このLETでは、電力会社は、発電手段の一定率を再生可能エネルギーまたは低排出エネルギーで供給しなければならない。労働党は、排出原単位方式(EIS)の採用を望んでいたが、保守連合政府はこれを拒否していた。

 ショーテン党首がタンブル首相に宛てた書簡で、「エネルギーと気候変動政策の10年間の泥沼状態を清算するため、妥協の用意がある。国民は与野党が一致して前進することを望んでいる」としている。

 与野党は10年近く気候変動対策をめぐって対立しており、エネルギー企業、大企業、科学者、州政府、労働党がEISの採用を保守連合政府に求めてきたが政府はこの圧力に抵抗してきた。また、2030年までに再生可能エネルギー発電を50%まで引き上げるという労働党の政策に対して保守連合政府が攻撃していた。

 ショーテン党首は、「わが国のエネルギーと気候政策が、自由党内のごく少数の気候変動懐疑派によって人質に取られてきたことはまったく残念なことだ。電力料金が上昇する一方で大気汚染が悪化し、再生可能エネルギーに対する投資が停滞してしまった」と語っている。
■ソース
Climate: Bill Shorten tells Malcolm Turnbull Labor might consider low emissions target

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