アボット前首相、保守連合代替政策案発表

現タンブル保守政権に内部から挑戦状

 2015年9月15日の保守連合政権の自由党議員団会議でマルコム・タンブル現首相に首相の座を追われたトニー・アボット前首相は、その後、平議員を続けながら、ことあるごとにタンブル首相の政策を左すぎるとして批判し続けており、党内最右派を集めて隠然とした勢力になっている。アボット保守連合政権の前の労働党政権でもジュリア・ギラード氏に対して、一度は追われながら、首相に舞い戻ったケビン・ラッド氏が同じように党内不協和音を鳴らし続けて最終的に労働党敗北の一因となった。

 6月27日、アボット議員が、「保守連合政権が政治的命運を取り戻し、保守派有権者の信頼を取り戻すために必要だとして、一連の保守的政策を発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 アボット氏は、この政策を右派シンクタンク「Institute of Public Affairs」での講演で披露した。

 主な内容としてエネルギー政策で再生可能エネルギー発電を現行の15%で凍結、風力発電建設認可にモラトリアムを設ける。また、連邦政府が単独ででも新規石炭火力発電所を建設するなどエネルギー企業でもすでに放棄され始めている政策を提唱している。

 その他には暫定的に移民受け入れ枠を縮小し、「住宅価格押下げ圧力を生むと同時に賃金上昇圧力を創り出す」こと、また、予算案も国防とインフラストラクチャを除いて新規予算を停止するなどとしている。
■ソース
Tony Abbott lays out alternative policy program to help the Coalition hang on to government

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