豪国防軍にサイバー戦争班新規設立

新しい世代の情報戦に対応

 オーストラリア国防軍は、新規に情報戦争班を設立し、時代に対応して大規模な組織改革を行おうとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この情報戦争班はこの数日中にも発足し、オーストラリアの国防活動の中心となる。

 この情報戦争班は当初100人の人員で始まり、10年以内に900人の職員規模になる。また、オーストラリア軍事史に例のない部隊になる。その職員は制服組と文民官僚の混合で、新兵のような厳しい体力テストは必要とせず、頭脳集団となる。

 この班は3つの分野を一手に引き受ける部隊で、軍事インフラストラクチャーの防衛、敵の価値の高い目標を判断し、独自に攻撃する準備をする。その目標には、南シナ海で活動する中国海軍の南海艦隊などの軍事目標を含まれている。

 また、情報戦争は心理戦が重点になり、敵の力を弱め、影響を与えることであり、新規情報戦争班の役割もそれが中心になる。

 オーストラリア国立大学(ANU)のジョン・ブラクスランド氏は、「この情報戦争班の仕事は戦争にとどまらない。戦争と平和の間にも、仮想敵を揺さぶり、弱みを突き、弱体化させ、ダメージを与えるという任務が考えられる」と語っている。

 また、ロシアは、仮想敵国に向けてサイバー領域での威力を見せつける積極的なアプローチを採っているが、中国は力を見せびらかせるよりもスパイ活動、情報収集を得意としている。また、アメリカも情報戦では大国だが、専門家は、それに比べてオーストラリアはその分野で遅れている。アメリカにはかなり遅れているが、オーストラリアの仮想敵国、ロシア、中国は最近になってサイバー軍備競争に参加したばかりでまだそれほど強くない」と語っている。
■ソース
Cyber warfare unit set to be launched by Australian Defence Forces

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