選挙管理委員会、人口変動で選挙区線引き変更

人口増加のACT、VIC州は議員増、SA州は減

 オーストラリア国内も全般的な人口増の他に国内人口移動によって人口増地域と人口減地域が現れている。そのため、豪州選挙管理委員会(AEC)が人口変化に応じた選挙区境界線の変更や選挙区の新設、統合などを行っている。

 新しい選挙区区分が発表されると、連邦首都特別地域(ACT)とVIC州では各1選挙区の新設になり、一方、SA州は1選挙区減となる。そのため、次期連邦選挙は労働党に有利になると見込まれている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦議会下院は定数が現在の150人から151人に増える。また、SA州の1選挙区減は自由党地盤が統廃合になるため、激戦になることが予想される。また、ACTの議席増は労働党が占めると予想され、VIC州は州全体に変動が予想されると伝えられている。

 現在、8議員が二重国籍問題で連邦裁に判断を仰いでおり、いずれも労働党を除いた、保守連合、緑の党、ワンネーション党、無所属議員のため、議員失格者が出るとさらに労働党に有利な状況になる。

 AECでは9月1日に会議を開き、選挙区区割りの編成に入るが、何か月もかかるのが普通になっている。作業には再区分委員会が設立され、また、一般からも意見を募ることになっている。

 ACTとTAS州はほぼ似た人口構成ながら、ACTの上院議席数は2議席、TAS州は12議席と大きく差がある。そのため、ACTでは議席増を要求してきた歴史がある。ACTは労働党が占めており、議席増で緑の党が機会をうかがっている。

 人口が低迷しているSA州は、労働党地盤の選挙区が自由党選挙区に併合される可能性があり、そうなると新選挙区が自由党の安定地盤でなくなる。

 VIC州の場合も、選挙区が一つ新設されるとその影響が周辺に広がり、選挙区の支持政党比率も変わってくる。そのため、どの政党も予断が許されない。
■ソース
ACT, Vic gain MP seat but SA loses one in AEC electorate redistribution

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