ベレジクリアンNSW州首相、同性結婚合法化支持

所属のアルメニア使徒教会の方針と離れる

 同性結婚合法化問題は、保守連合連邦政府が議会立法案を拒否し、豪統計局(ABS)が管理し、有権者による任意かつ拘束力のない「郵便調査票」で国民の意思に諮った後、それを基本に議会で審議する手続きに入った。

 この問題では合法化支持派反対派双方を被害者とする暴力事件その他の犯罪行為も起きており、また、宗教だけでなく、移民民族社会の間にも意見の対立が生まれている。9月19日には、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相が、自分の属する民族系キリスト教団体のアルメニア使徒教会が同性結婚合法化に反対しているのに対して、独自に合法化支持の意を明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 シドニーでのイベントの席で、ベレジクリアン州首相は、「同性結婚合法化支持は当然のこと。私達の時代で最も重大な人権問題の一つ」と発言した。

 アルメニア使徒教会は、「同性結婚合法化は、学校で過激なゲイ・セックス教育プログラムを教えるようになることに道を開くもの」としている。ベレジクリアン州首相は、アルメニア人移民の父母のもとにオーストラリアで生まれ、教会の行事に出席しているが、教会はフェースブックで、「この郵便調査は信仰に対する攻撃」と警告している。また、結婚の定義変更は、宗教の自由、言論の自由、児童教育に重大な結果をもたらす。過激なゲイ・セックス教育プログラムが広まり、しかも強制され、児童の保護者には発言権が与えられないことになる」と述べている。

 ベレジクリアン州首相は、「自分にとって同性結婚合法化支持はそれほど悩まなかった。いつか振り返ってみて、自分達が特別な決定に参加したことを誇りに思うようになるだろう。政治的見解の違いを乗り越え、私達の時代にもっとも重要な人権問題の一つの決定を支持することだ」と語っている。
■ソース
SSM: NSW Premier breaks ranks with Armenian church ahead of same-sex marriage survey

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