「ワン・ネーション議員は指名候補時イギリス国籍者」

連邦高裁がマルコム・ロバーツ議員に判決

 連邦憲法第44条に基づき、外国籍を持つ者は連邦議員資格を持たないという問題が緑の党連邦議会上院議員2人の議員辞職に始まり、国民党、自由党、NXT、ワン・ネーションと大きく広がった。その議員資格が連邦高裁の判断に委ねられており、9月22日にはワン・ネーション党のマルコム・ロバーツ議員に対して、「ワン・ネーション党指名候補当時、ロバーツ議員はイギリス国籍だったと認められる」との判決を下した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ロバーツ議員は連邦高裁の法廷での証言が頻繁に変わったため、信憑性に疑問が持たれていた。ロバーツ議員は1955年にインドでイギリス人の父親とQLD州出身の母親のもとに生まれており、その当時の法律により、イギリス、インド、オーストラリアの国籍が可能だった。

 パトリック・キーン判事は、「ロバーツ上院議員は1974年5月にオーストラリア国籍を得ており、それまでイギリス国籍であることを知っていた。従って、ワン・ネーション党指名候補を受けた時にもイギリス国籍であることを知っていた可能性が大きい。

 しかし、ロバーツ議員は、その前の反対尋問で指名候補前にイギリス国籍を知っていたのではないかという質問を否定していた。また、19歳の時にオーストラリア国籍を申請したが、申請用紙は16歳の妹が記入したと証言している。その申請用紙にはロバーツ氏がイギリスおよびその植民地の国籍を持つことが明記されていた。

 また、指名候補時にイギリス当局に電子メールを送り、「自分は今もイギリス国籍か?」と尋ねているが、2度の電子メールはまったく間違ったアドレスになっており、イギリス当局からは返事はなく、3度目に正しいアドレスで電子メールを送ってようやく返事を受け取っている。

 今後は連邦高裁で全判事の出席でロバーツ議員が憲法第44条に違反したかどうか、外国籍を離脱するために妥当な手続きを取ったかどうか、などが審理される。もし、同議員が議員資格を失った場合、代替議員を選任する方法も高裁が判断することになっている。
■ソース
High Court finds One Nation senator Malcolm Roberts was UK citizen at time of nomination

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