NSW州中西部は記録的な低降水量で旱魃

来週中に雨が降らなければ作物は立ち枯れ

 9月22日のABC放送(電子版)は、乾燥した冬と日照りの続く春に大打撃を受けているNSW州中西部の農家を報道している。

 パークス近郊に2000エーカーの大麦、小麦、カノーラ農場を経営するニール・ウェストコットさんの場合、作物は総額50万ドルにはなるが、来週中に雨が降らなければそのまま土地にすき込んでしまうしかなく、「総額で優に100万ドルを超える損害になる。そう、とても大きい。ここから北の方にかけての農家はどこでも今後何か月か、頭を抱えてどうしようかと考えることになるだろう」と語っている。

 州中西部は暖冬とはいえ、日照りの上に何度も霜に見舞われており、30cm程度に伸びた畑を歩きながら、「例年ならひざあたりまで成長しているのだが」と語っている。

 小麦やカノーラも同じ状態で、雨さえ降ってくれればいくらかでも収穫できるのにと語っている。しかし、いささかの希望も見せず、「いくつかの作物はすでに手遅れになっており、予報では今年の収穫量は40%下がると見込まれている。

 パークス市長を務めるカノーラ農園のケン・キース氏はすでにカノーラの菜種畑を刈り取ってしまい、「羊の餌にはなる。霜と乾燥した冬のおかげでカノーラも油を絞る種子が十分にできていない。小さなさやが霜にやられ、成長し損ねたマメのようになっている」と語っている。

 ウェスコットさんの農場は息子が後を継いで農場経営を進めていくことになっているが、「経済的に安定してやりがいのある農場にしなければならないと思っている」と語っている。

 政府に対しては、「理解して欲しい。それと、農村部の住民の精神衛生についても試験を実施するくらいのことを考えて欲しい」と語っている。
■ソース
Record low rain in central-west NSW forces farmers to tear up ruined crops

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