豪海軍、20年間、潜水艦隊なしの可能性も

現艦隊の老朽化と「野心的すぎるスケジュール」

 ANUの防衛戦略研究者、ヒュー・ホワイト教授は、豪海軍の現コリンズ級潜水艦隊が老朽化する一方で、後継艦隊建造スケジュールが非常に野心的すぎるため、20年ほどは潜水艦隊のない海軍になる可能性があるとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 報告書の著者は、新艦隊の第一隻が就役するのは現コリンズ級艦隊の最後の1隻が退役するのと同じ2033年になるが、新型艦は複雑な設計のため、完成が遅れる可能性も大きいと述べている。また、旧式艦隊を新式艦隊と交替させるこのプロジェクトでは、他の国の海軍の同様な規模の潜水艦よりも3倍も高くつくことが予想されている。

 この報告書編成に参加した元公務員や国防アナリストのグループは、「地域の緊張が高まっている現在に潜水艦隊が不在になるのはタイミングが非常に悪い」と述べている。また、報告書編成の統括責任者を務めたヒュー・ホワイト教授は、キャンベラのナショナル・プレス・クラブでの講演で、「設計の複雑さから建造に遅れが出ることはいくらでも想像される。この報告書は、警鐘を鳴らし、再考を求めるためにここに発表するものだ」と語っている。

 さらに、「ただでさえ潜水艦問題は難しいのだが、現在進行中の潜水艦プロジェクトは非常な困難に陥っている。世界のどこでも潜水艦建造が5年や10年遅れるのは並だが、オーストラリア国防の海軍力に波及するだろう」と語っている。

 また、「訓練艦がないとなると船員や船長の技能が衰えていくことになる。

 また、「コリンズ級の退役と新造艦の就役のギャップを埋めるため、フランスからできあいの潜水艦を6隻買うよう勧めている。
■ソース
Navy may be without submarine fleet for two decades due to replacement plan, experts say

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