ケート・マグレガー、アボット前首相との絶交を宣言

「利己的な同性結婚反対の言説に友情不可能」

 トニー・アボット前首相は闘争家として知られているが、同性結婚合法化郵便世論調査でも先頭に立って「同性結婚にNO」を呼びかけている。そのため、同性愛者の妹、クリスティーン・フォースター氏が兄を批判し、アボット氏の娘のフランセスさんも父親に反旗を翻した。今度はかつてカムアウトした時にアボット氏に助けられ、考えは違っても友情を保ってきたトランスジェンダーの権利唱導者、ケート・マグレガー氏が、「アボット氏の反対の仕方は利己的で自分のためには何でも利用するやり方」と批判し、「これ以上、友情を維持することは不可能」と宣言した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 マグレガー氏は、元豪軍将校で、現在はクリケット・コメンテータを務めており、2014年にカム・アウトした時にアボット氏がサポートしたことから友情が始まった。

 マグレガー氏は自分のソーシャルメディアではアボット氏を名指さなかったが、フェアファクス・メディアのインタビューに対してアボット氏であることを認め、「私の危機的な時に寄り添ってくれたことには感謝している。しかし、彼が薄っぺらい政治的駆け引きのために性転換者を侮辱するように軽くあしらったことでもう友人でいられなくなった」と語った。

 マグレガー氏は、アボット氏がフェアファクス・メディアに書いた論説で、同性結婚に反対する理由として、トランスジェンダーのアイデンティティを引き合いに出し、「男が自分は女になりたいと思っても女にはなれない。同じように同性同士の関係を婚姻と認めるべきではない」と書いている。

 マグレガー氏は、ABCテレビの「ドラム」に出演し、「アボット氏は、自分の政治的駆け引きのためにトランスジェンダーや流動的ジェンダーの人々をやり玉に挙げるやりかたをした」と批判していた。
■ソース
Cate McGregor ends friendship with Tony Abbott over ‘selfish and expedient’ campaigning

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る