「刑期満了時に過激思想捨てなければ刑期延長」

NSW州政府、世界で最も厳しい反テロリスト法検討

 10月4日、NSW州保守連合政権は、「テロ活動で受刑した者が刑期満了時も依然として過激思想を捨ててていなければ、無期限に刑期を延長できる」法案を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州法による暴力犯性犯罪者の刑罰ではすでに同じような措置が取られており、裁判で言い渡された自由刑が満了した場合でも依然として過激思想を捨てていないと州最高裁が判断した場合には、さらに刑期を延長することができるというもの。

 グラディス・ベレジクリアン州首相は、「NSW州政府は、社会を守るため予防措置を取らなければならない」と語っている。

 この法案は11月に州議会に提出される。ただし、政府はセーフガードを約束しているが、「法が適正に利用されるよう図る」とだけで、テロリズム関係法の専門家は懸念を明らかにしている。

 NSW大学のテロリズム法改革プロジェクトのニコラ・マクギャリティ氏は、「リハビリに主眼を置くべきだ。現実には効果的で目標をはっきりと見定めたリハビリ・プログラムがなければ、テロ犯を閉じ込め、二度と出られないように鍵を捨てるというやり方でしかない」と語っている。

 一方、デビッド・エリオット州矯正局担当大臣は、過激化の証拠は他の政府機関から受けることになっている。世界一厳しい反テロ法を導入しなければならないのは残念なことだが、受刑者が刑務所内で過激化し、そのまま社会に放り出され、危害を加えるとしたらもっと残念なことだ」と語っている。

 ミック・フラーNSW州警察長官は、新法案を歓迎しており、「テロは実行するまで待っていられるような犯罪ではない。未然に検挙しなければならない犯罪だ」と語っている。
■ソース
Terrorists still radicalised at end of prison term facing indefinite sentences in NSW

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