ワン・ネーション党、ヒンチ虚偽告発の女性雇用

バーストン議員とヒンチ議員との確執続く

 連邦議会は、ポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党のブライアン・バーストン上院議員とデリン・ヒンチ無所属上院議員の間で確執が続いているが、バーストン議員がメアリー=アン・マ=ティネク氏を調査アシスタントとして雇用し、連邦議事堂へのパスを与えるに至ってヒンチ議員が驚きの気持ちを公言している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ヒンチ議員は、「私がイギリスとの二重国籍ではないかとか、アメリカの社会保障カードを持っているとの噂を広めた背後にマーティネク氏がいると考えられる。しかし、私の自由になるなら議会警備員に彼女を議会建物まで送り出させるのだが。ワン・ネーション党が彼女を雇ったことにワン・ネーション党の性格がはっきりと表れている。あの党にとって彼女を雇う理由は私を攻撃することしか考えられない」と語っている。

 バーストン議員とヒンチ議員は、団体内の性虐待被害者に対する経済的補償について他の議員の面前でやり合っており、それ以降も幾度となく衝突している。9月にはバーストン議員が議場で議員特権を利用して、ヒンチ議員が国籍問題で嘘をついていると非難、ヒンチ議員が2000年代にマーティネク氏と共同経営していた「スラウチ・ハット・チョコレート(スラウチ・ハットは豪兵のかぶるツバ広帽でツバの片側が上に跳ね上がっている)」に当てつけた発言をしている。

 しかし、マーティネク氏が、(当時放送パーソナリティだった)ヒンチ氏に性的暴行を受けたと告発したことで共同経営は破綻した。告発を受けて警察が捜査したが訴追には至らず、逆にヒンチ氏が、元軍人のマーティネク氏を名誉毀損で訴え、マーティネク氏が民事訴訟の法廷で謝罪文を読み上げる結果で終わった。ヒンチ氏はこの顛末を「人生で最悪の日々だった」と語っている。

 バーストン議員が議場でヒンチ議員を非難する直前、マーティネク氏はバーストン議員の事務所にボランティアで働き始めており、その後に有給雇用に格上げされている。

 マーティネク氏は、バーストン議員のアドバイザーでクリンガイ市議に当選したピーター・ケリー氏と親しく、フェースブックにも2人の写真が掲載されている。また、マーティネク氏は、フェアファクス・メディアと印刷メディア監督機関のプレス・カウンシルに、「ニュースで自分の名前が明らかにされるなどで威嚇されている」と書き送っている。

 ヒンチ議員は、「バーストン議員は何の恨みがあってこんなことをするのか分からない。人々にはこれは手始めだと言っているらしいし、私にもとことん追い詰めてやると言っていた」と語っている。
■ソース
One Nation hires Derryn Hinch rape accuser as Senate blood feud deepens

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