連邦高裁、二重国籍問題の連邦7議員判決

ジョイス、ナッシュ両大臣含め、5人が当選無効

 連邦議員の二重国籍を禁じた連邦憲法第44条に抵触の可能性があるとして連邦高裁に預けられていた7人の議員の二重国籍問題で、10月27日、高裁は、2人を議員資格があったと認め、残り5人については立候補当時に二重国籍で議員資格がなかったとして当選無効の判決を下した。この判決で保守連合政権は多数派議席を失うことになった。判決は即時に発効した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 議員資格有効と認められたのはニック・ゼノフォン議員(NXT・上)とマット・キャナバン(国・上)前資源大臣。

 この判決でバーナビー・ジョイス(国民・下)副首相兼農業資源相は議員当選無効となり、12月上旬に補欠選挙が行われ、ニュー・イングランド選挙区で、以前から再出馬を表明しているトニー・ウィンザー(無)その他の候補と争うことになる。当選はほぼ確実視されている。保守連合の1議席の多数派が崩れた。

 フィオーナ・ナッシュ(国民・上)自治相も議員当選無効となった。大臣現役中の議員失格で一部組閣必至。自由党候補が繰り上げ当選になるため、保守連合議席数は変わらない。

 マルコム・ロバーツ・ワンネーション党議員も議員当選無効とされた。

 緑の党のスコット・ラドラム(WA)、ラリッサ・ウォーターズ(QLD)両上院議員も当選無効となったが、先に辞任を表明しており、そのまま辞任が認められる。高裁は2人の議席について票再集計を行い、緑の党の両選挙区名簿からそれぞれの緑の党候補者が繰り上げ当選になる。

 また、ゼノフォン上院議員は連邦政界を辞し、SA州議会に復帰する意図を明らかにしており、連邦憲法の議員二重国籍禁止条項は適用されないが、7議員全員がすでにオーストラリア以外の国籍を離脱している。
■ソース
Citizenship verdicts handed down by High Court, Barnaby Joyce disqualified

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