TAS州自由党公式文書で年齢差別発言

ホジマン州首相も自党選挙文書に距離置く

 TAS州ペンブローク選挙区の補欠選挙で自由党事務局が発表した選挙文書が対立候補者の年齢をあげつらっていることからTAS州自由党政権のウィル・ホジマン州首相さえ選挙文書に距離を置いている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 10月30日、州自由党のサム・マクエスティン幹事長は党の公式選挙文書を発表し、その文書の中で、補欠選挙に無所属で出馬を発表しているダグ・チップマン・クラレンス市長をあげつらった文を載せている。

 文書は党のツイッターで発表され、マクエスティン幹事長が自分の名前でリツイートしている。文書には立法評議会のステップにスリッパー、ゴルフ・クラブ、釣り竿の他、市長が公式行事時にガウンの上に帯びる鎖、それに往年のアメリカの歌手、ペリー・コモのアルバムを添え、「チップマン氏は文字通りライフスタイル・ビレッジに住んでいる。任期が終わる時にはチップマン氏は80歳だ」と記載している。ABCニュースはこの80歳という数字は間違いとしている。

 TAS州自由党のこの文書戦術に批判が殺到しており、年齢差別に反対する団体のCouncil On The Ageing (COTA)は、「不愉快でひどい話だ」として、COTA TAS州のスー・リーチCEOは、「今日、差別撤廃コミッショナーとの話し合いでもこの問題を取り上げる」と語っている。

 マクエスティン幹事長は党員に向けて、対立候補を攻撃するネガティブな戦術を賞賛し、「対立候補を攻撃する選挙戦術を好きな者はいないが、現実問題としてそういう戦術が効果的なのだ。チップマン氏の年齢は事実だ。選挙戦最後の1週間にチップマン氏の一次得票率を奪い、わが党が選挙区を手に入れるために得票を最大限にすることが重要だ」としている。

 10月31日の州議会で労働党がこの選挙文書を取り上げ、「州首相もこの文書の内容を支持するのか?」と質問した。これに対してホジマン州首相は、直接の返答を避け、「文書は私の事務所がつくったのでもなければ私の職員が造ったのでもない。私はペンブローク選挙区の自由党候補、ジェームズ・ウォーカー氏を支持する」とのみ答えている。

 2017年10月2日、ペンブローク選出のバネッサ・グッドウィン議員ががんを理由に議員辞職を発表している。
■ソース
Tasmanian Premier Will Hodgman backs away from official Liberals’ old age jibe at political opponent

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