マヌス島難民センター抗議グループ、競馬場狙う

クレーンから垂れ幕、フレミントン列車停める

 11月の第一火曜日、メルボルン・カップは中銀の政策金利決定と同じ日に開かれる国内最高の競馬だが、オーストラリア政府のマヌス島とナウルの領外難民収容センター収容者に対する政策に抗議するグループが、このレースを狙ってフレミントン競馬場行きの電車を停め、またクレーンによじ登って抗議の垂れ幕を広げるなどの行動を行った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 フレミントン競馬場行きの鉄道線では線路上に置かれた乗用車のハンドルに体を縛っていた女性が逮捕された。そのため、フレミントン競馬場行きの電車は大幅に遅れ、競馬場に行く乗客は列車から降り、競馬場行きの線路上を歩かなければならなくなった。

 VIC州警察のティム・ハンセン警視は、「警察が到着した時には20人ぐらいの抗議グループがいた。グループはタイヤの空気を抜いた自動車に抗議の女性をハンドルにつないで線路上に置き去りにした。警察の到着とともに抗議グループは立ち去り、消防局員の協力で女性を車から出し、逮捕した。女性(27)はムーニー・ポンズ在住で、取調中だが、無謀行為で生命を危険にさらしたことなどで起訴の見込み」と発表している。

 また、フレミントンでも午後零時30分頃、クレーンによじ登った2人が垂れ幕を垂らした。

 難民支援団体WACAは、「マヌス島の収容者を直ちに安全な場所に移し、難民審査を進めることを要求して全国で抗議行動を起こした」と発表している。

 ハンセン警視は、「直ちに抗議グループとコンタクトし、交渉した結果、抗議グループはクレーンから退去した」と発表している。

 フレミントン競馬場のメルボルン・カップの警備状況は、観客の行儀はおおむね良好、7人が泥酔やいくつかの違反行為で競馬場から退去させられ、その他に2人が泥酔で逮捕された。

 WACAは2016年にもキャンベラの連邦議事堂の屋根によじ登って垂れ幕を垂らし、また傍聴席の手すりに瞬間接着剤で手を貼り付けるなど、市民非服従抗議行動を行っている。
■ソース
Melbourne Cup activists scale crane, block Flemington train line in Manus Island protest

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る