アレグザンダー自由党下院議員、議員辞職発表

二重国籍問題で保守連合政権の危機深まる

 11月11日、ジョン・アレグザンダー自由党連邦下院議員が「自分の二重国籍はあり得る」として議員辞職を発表した。

 同議員の辞職で保守連合政権は下院で過半数議席を失ったため、補欠選挙が終わるまで諸派無所属の支持を得て少数派内閣を維持しなければならなくなった。マルコム・タンブル連邦首相は2016年に実施したばかりの総選挙の再現を否定し、「政府は安定している」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アレグザンダー議員は元テニス・チャンピオンの知名度を活かし、ノース・シドニーのベネロン選挙区でマキシン・マキューン元連邦議員を破って議員に当選した。

 アレグザンダー議員は、父親がイギリス生まれであり、自動的にイギリス国籍を自動的に相続している可能性が大きい。しかし、現在はイギリス国籍があったとしても離脱の届け出を出す意図を明らかにしており、クリスマス前に行われる予定のベネロン選挙区で再度立候補することができる。

 11日の記者会見でアレグザンダー氏は、「自分はこれまでオーストラリア人だと思ってきたし、100%オーストラリア人だ。しかし、最近のいきさつと連邦高裁の判断を見た上は自分の身分も完全に調査しなければならないだろう」と語った。

 アレグザンダー氏は10日にタンブル首相と話し、辞職する考えを伝えており、「首相は、私に断固とした態度で迅速に片付け、一切の疑いを残さないようにと促した。それこそがベネロン選挙区の有権者の期待でもあると思う。国民は、二重国籍問題で議員がぽろぽろと脱落していく状況にはうんざりしている」と語った。

 APECサミットでベトナムを訪れているタンブル首相は、「アレグザンダー氏は正しく、また名誉のある行動を取った。二重国籍疑惑の渦中にある労働党議員がどうするか注目しようではないか」と語った。
■ソース
Liberal backbencher John Alexander resigns amid deepening citizenship crisis

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