ワン・ネーション党繰上げ当選新議員が就任後脱党

党内抗争で無所属として超保守諸派議員団に接近

 マルコム・ロバーツ連邦上院議員が二重国籍問題で連邦高裁において議員当選無効の判決を受け議員失格になったのを受けて、ポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党指名リストで次席のフレーザー・アニング氏が繰り上げ当選し、就任式を済ませた1時間後には同党を脱党し、無所属議員として活動することを発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 11月13日午前、ポーリン・ハンソン党首が声明を発表し、「アニング上院議員を党を捨て、無所属になった」ことを明らかにした。

 同紙は、過去何週間かの間、ロバーツ氏を支持するハンソン連邦上院議員とアニング新議員の職員の間で内部抗争があったことを伝えている。また、ロバーツ氏の古参職員がアニング上院議員の職員になったが、ロバーツ氏が議員を務めている間にもすでにアニング氏と動いていたと伝えている。

 ハンソン氏は、「その職員が、コリー・ベルナルディ議員のオーストラリア保守党に移籍するようアニング上院議員をそそのかしていたと思う。ロバーツ氏の二重国籍が問題になる前にアニング氏にQLD州議会選挙でグラッドストン選挙区から立候補するよう勧めたが、アニング氏はアメリカに移住して娘や孫達と暮らすつもりだと言っていた」と語っている。

 アニング新議員は上院就任にワン・ネーション党議員ではなく、デビッド・レヨンイエルム議員とコリー・ベルナルディ議員に付き添われ、その1時間後にワン・ネーション党離籍を発表している。

 ハンソン党首の談話や声明から、ロバーツ氏の上院議員復活の道をつけるため、上院リストからアニング氏の名前を削除するよう希望していたが、アニング氏が最後までハンソン党首との連絡を絶ったままワン・ネーション党名で上院議員に就任し、即時にワン・ネーション党を脱党し、ベルナルディやレヨンイエルム両議員の超保守に接近したことが明らかにされている。
■ソース
One Nation down a senator after Fraser Anning quits an hour after being sworn in

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