二重国籍問題長引き、タンブル政権支持率低下

政府、ついに労働党との取引で全議員に証明提出

 連邦議会は、連邦議員の二重国籍を禁じた憲法第44条違反で辞職する議員が相次ぐ異様な事態が続いている。そのためもあってマルコム・タンブル保守連合政権の支持率がじりじりと下がっており、一方、労働党支持率が徐々に上がっている。11月12日にはタンブル政権が過半数を割ったため、緑の党の支持を得て、二重国籍の疑いのある労働党議員を連邦高裁に諮ると発言すると、ビル・ショーテン労働党が、そうするなら保守連合議員で二重国籍の疑いのある2人か3人の名前を公表すると反撃している。

 11月13日、ついにタンブル政権が野党労働党との取引に応じ、事態の収拾で合意した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 合意の内容は、すべての上下院すべての連邦議員は、12月1日までに二重国籍ではないことを宣誓し、証拠を提出することとなっている。これで失格する議員が出る可能性はあるが、だらだらとした問題には終止符が打たれることになる。

 11月13日付オーストラリア紙が掲載したニューズポル世論調査によると、二党選択の支持率で与党保守連合支持率は45%、労働党支持率は55%となっており、マルコム・タンブル氏が首相に就任して以来23回連続して保守連合支持率が労働党支持率を下回っている。

 2015年9月に党議員会議でタンブル氏がトニー・アボット氏を破った時の理由はニューズポルで支持率について保守連合が30回連続して労働党に負けており、劣勢を挽回する必要があるとしている。

 タンブル氏は「首相適任者」の質問でもじり貧を続けており、ニューズポルの結果でもタンブル氏が36%、ショーテン氏が34%、かつ分からないが30%を占めている。
■ソース
Citizenship deal struck as Turnbull Government faces further upheaval on front bench and in polls

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