ケネリー元NSW州首相、ベネロン補欠選挙に出馬

二重国籍辞職のアレグザンダー再出馬に対抗

 ノース・シドニーのベネロン選挙区選出のジョン・アレグザンダー連邦下院議員が二重国籍問題で辞職したため、同選挙区で補欠選挙が行われることになったが、同連邦議員も父親から相続したイギリス国籍を離脱し、憲法第44条を満たした条件で同じ補欠選挙に自由党から再出馬する意図を明らかにしている。

 そのアレグザンダー候補に対抗してクリスティーナ・ケネリー元NSW州首相が同選挙区で労働党から出馬すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アメリカのラスベガスでアメリカ人の父親とオーストラリア人の母親の下に生まれ、シドニーの作家、トーマス・ケネリーの息子、ベン・ケネリー氏と結婚、労働党でNSW州政界入りする前の2002年にアメリカ国籍を離脱している。ケネリー氏がNSW州首相時代、エディ・オベイド、ジョー・トリポディ、イアン・マクドナルドら腐敗を疑われる大臣が力を握ったため、2012年の州議会選挙で労働党は大敗を喫し、ケネリー氏は政界を去った。

 ケネリー氏は現在ベネロン選挙区内に住んでおらず、レーン・コーブ川を挟んで800m離れたハンターズ・ヒルのボロニア・パークに住んでいる。また、アレグザンダー氏も現在はボンダイに住んでおり、ベネロン選挙区には住んでいない。

 保守連合連邦政権のグレッグ・ハント大臣が、ケネリー氏の州首相時代の腐敗労働党政治家、エディ・オベイド(現在服役中)らの関係に言及してケネリー氏を攻撃した。これに対して、ケネリー氏は、「マルコム・タンブル保守連合は5年前のことを言うしかないのか」と反論している。

 アレグザンダー氏はベネロン選挙区で9%強の得票差で勝利しており、今回も激戦が予想されるが、ケネリー氏が勝利すると連邦下院で保守連合は与党の立場を脅かされる。
■ソース
Kristina Keneally: Former NSW premier to go up against John Alexander in Bennelong by-election

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る