「国民が愛と公平の精神を支持した」と連邦首相

同性結婚合法化調査に有権者過半数が「YES」

 11月15日、連邦政府の指示で統計局(ABS)が実施した同性結婚合法化国民意識調査で全国の有権者の61.6%が合法化を支持する「YES」票を投じた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 統計局のデビッド・カリシュ氏は、「郵便調査で12,7272,920票の投票が返ってきた。これは全有権者の79%に相当する。そのうち約780万票がYES票で490万票がNO票だった。79%という回答率は任意調査としては世界の同様な調査でみても抜群の高さだ。多くの国民にとってこの問題がどれほど重要だったかがこれだけでも分かる」と語っている。

 州、準州別の特徴として、北部準州の回答率が58.4%でもっとも低く、それ以外はいずれも高率だった。また、150選挙区のうち146選挙区で70%を超えていた。また、高齢者がわずかに高く、若年層でわずかに低かった。しかし、選挙権最低年齢の18歳と19歳が78%とかなり熱心だったと語っている。

 調査結果発表後、マルコム・タンブル連邦首相は、「クリスマス前には同性結婚法案を議会に提出する。何百万という国民が自分の意見を書き、圧倒的多数が婚姻の平等にYES票を投じた。国民は公平と参加と愛にYES票を投じた。これからは議会が国民の負託を受けて立法化に向かわなければならない」と語った。

 ビル・ショーテン労働党党首とリチャード・ディ・ナタリ緑の党党首も支持者の集会で祝いの言葉を語った。

 一方、保守派政治家の一人、エリック・アベツ上院議員は、「この調査結果は残念なことだが、国民の意思として尊重する」と語った。

 これからは、保守連合政権が同性結婚に異性結婚と同等の法的効力を持たせる法案を編成しなければならない。自由党の同性愛議員として知られたディーン・スミス上院議員がすでに草案をつくっており、タンブル首相はスミス法案を支持している。また、宗教団体に同性結婚を忌避する自由を与えるジェームズ・パターソンは、タンブル首相から「同性愛者差別を含んでいる」と指摘されており、15日には法案提出を断念した。
■ソース
SSM: ‘Australians have voted Yes for love and fairness,’ says PM Malcolm Turnbull

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