VIC州議会ノースコート選挙区で緑の党勝利

労働党候補初敗北で初の先住民族女性議員

 11月18日に実施されたVIC州議会ノースコート選挙区補欠選挙は、緑の党のリディア・ソープ候補が労働党のクレア・バーンズ候補を破り、同議会で3人目の緑の党議員が誕生した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ソープ議員はVIC州議会初の女性アボリジニ議員。一方、同選挙区は100年近くにわたり、労働党の安定地盤だった。またVIC州補欠選挙で労働党が敗れたのも1948年以来のできごと。

 選挙管理委員会(AEC)によると、投票締め切りまでに投票したのは全有権者の78%と低調だった。

 この選挙区は、労働党政権の大臣を務めていたフィオーナ・リチャードソン前議員が多発性腫瘍で8月に死去したため、空席になっていた。リチャードソン前議員は2014年に6%の得票減で勝利していた。

 緑の党は、「革新政権を覆すことなく緑の党の成長」を選挙の焦点の一つに据えていた。

 18日には早々に労働党筋が、「選挙区住民の社会階層に変化があり、また、住宅価格が高騰しているため緑の党の魅力が大きくなった」と敗因を語っている。

 労働党は、この敗北を契機に2018年11月の州議会選を目指して今後1年間、郊外地域や農村部に焦点を当てて力を入れることが予想される。特に、この補欠選挙では義務投票制のオーストラリアとしては低い投票率が労働党に不利に働くと予想されていた。また、プレファレンス票が当落を決めることが予想されたため、労働党は自由民主党や動物正義党とプレファレンス取引を行っていた。また90年間抑えていた選挙区に50万ドルを使い、またボランティアを投入して死守を図った。

 ソープ候補は家賃急騰に上限を設けることや公共交通機関混雑など地域的なテーマを取り上げて選挙戦に臨んでいた。

 ABCの選挙分析家、アントニー・グリーン氏は、「VIC州では過去10年間緑の党が労働党地盤に徐々に食い込んできていた」と語っている。
■ソース
Northcote by-election: Greens win inner-city seat, Thorpe to become first female Aboriginal MP

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