アルト・ライト・コメンテータの公演旅行で抗議行動

先住民族、ムスリム、メディアなどへの挑発発言で人気

 12月4日、メルボルン市西部ケンジントンのメルボルン・パビリオンで開かれたアルト・ライト(代替右翼)コメンテータ、マイロ・ヤーノポウロス氏(32)の講演会は、会場前に500人ほどの抗議グループと少数の右翼グループが小競り合いを繰り返し、さらに両者の間に入った警官隊とも小競り合いを繰り返した。その結果、双方のグループから各1人の逮捕者を出した。

 メルボルン・エージ紙(電子版)が伝えた。

 ヤーノポウロス氏はイギリス生まれでアルト・ライト・メディアのブレイトバート・ニューズ編集長を務めたことがあるが、児童性虐待を擁護する発言でブレイバートを追われ、人種差別発言によりツイッターへのツイートも永久追放されている。現在はドナルド・トランプを支持してアメリカに居住している。

 インターネットでいやがらせの投稿を繰り返す「トロル」を冠した、「トロル・アカデミー・ツアー」と銘打った講演会の模様は、レザー・スーツにサングラス姿で登場し、「オーストラリアよ、どうなってしまったんだ?」と、ほとんどが白人男性の観客に向かって問いかけた後、ステージ中央に置かれたアメリカを象徴するオートバイ、ハーレー・ダビッドソンにまたがってみせるというエンターテイナーじみた演技で始まる。

 メルボルン・パビリオンの講演の観客は警察のバリケードで守られて入場、中には$995のVIPチケットを携えた者もいるという。また、オーストラリア・ツアーは1万枚を超えるチケットが売れたという。

 ヤーノポウロス氏は、フェアファクス系メディアを攻撃し、さらに卑猥な言葉を使ってフェミニズムを攻撃、政治的左派を攻撃し、進歩派ジャーナリストや女性ジャーナリストを攻撃し、次にはアボリジニを攻撃し、再びオーストラリアのメディアを攻撃しというパターンが1時間ほど続き、その度に男性がほとんどという観客は笑い、歓声を上げていた。

 メルボルンの後はシドニーとゴールドコーストでも講演する。キャンベラでは極端な自由主義者で自由民主党のデビッド・レヨンヒエルム議員がヤーノポウロス氏を連邦議事堂で紹介し、ワンネーション党のポーリン・ハンソン議員らが出席した。
■ソース
Alt-right provocateur Milo Yiannopoulos takes aim at his usual suspects in expletive-laden Melbourne gig

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