同性結婚合法化法案、連邦下院でも可決

100時間を超える審議の後、修正案なしで

 同性結婚合法化のもっとも重要な点は、同性結婚に異性結婚と同じ法的効力を持たせることにあり、遺産相続や軍人遺族年金などで同等の扱いを受けられるようになるということにある。

 12月7日夕刻、すでに連邦議会上院で可決されていた婚姻法改定法案が下院でも反対わずか4票という圧倒的多数の賛成で可決された。採決は賛成議員が与党側議席に歩いて移動する方法が取られ、普段野党議員が座っている議長席から見て左側はほとんど空っぽになった。議長が法案可決を宣言すると傍聴席から、「I Am Australian」の歌声がわき起こり、見上げる議員達も唱和した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 両院を通過した法案はピーター・コスグローブ連邦総督の署名を受けて立法化され、今日から1か月後、2018年1月から発効する。

 12月7日、連邦議会は同法案成立を予想して大勢の法案支持者が歴史的な瞬間に立ち会おうと詰めかけ、修正案が否決される度に満員の傍聴席から歓声が挙がり、その度に議長が制止していた。

 同法案反対派議員のアンドリュー・ヘイスティー、ケビン・アンドリューズ、トニー・アボット各自由党議員は修正案を出したがいずれも否決されている。

 QLD州のボブ・カッター諸派、デビッド・リトルプラウドとキース・ピット両自由国民党、VIC州のラッセル・ブロードベント自由党各議員が反対票を投じた。

 反対票が5票未満の場合には賛否議員の名前を記録しないため、賛成票数は記録されていない。

 票決後、マルコム・タンブル首相が、「自分が首相を務めている時に、自由党と国民党が政権にある時にこの法律が通過したことを誇りに思う。わが国の歴史にとって、政治史にとって偉大な瞬間だ」と語った。

 13年前、ジョン・ハワード保守連合政権が婚姻法を改定し、同性結婚合法化を妨げる条文に変えた。その後、緑の党、民主党が何度かハワード首相の法文改定を廃棄する動議を出したがいずれも否決されている。さらに5年前には3件の婚姻法改定法案が出されたが、いずれも否決されている。
■ソース
Same-sex marriage bill passes House of Representatives after hundreds of hours of debate

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