ダスチャリ労働党上院議員、またもや中国窮地に

影の外相に「香港民主化運動家と会うな」と要求

 サム・ダスチャリ労働党連邦上院議員は、中国系経済人に借金返済の肩代わりを受けた後で、豪政府や労働党の公式外交方針からも外れて、南シナ海における中国の実効支配を支持する発言をし、その後も中国系経済人から政治献金を受けるなどして中国政府寄りの活動が疑惑を受けていた。

 12月10日にはフェアファクス・メディアが、「2015年にダスチャリ氏が香港を訪問するタニア・プリバセク影の外相に、香港の民主化運動家と会わないようにと要求した。複数の関係者の証言を得ている」と報道した。ダスチャリ議員事務所は、報道の事実を否定しているが、中国政府系の企業や人士のオーストラリア内政干渉活動が大きい問題になっている時期だけに、ピーター・ダットン移民相は、「ダスチャリは二重スパイ」と決めつけ、また、労働党幹部議員からもダスチャリ氏の議員辞職をほのめかす声が出ている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 プリバセク連邦労働党副党首は同僚からの干渉に驚いたと伝えられ、また、ダスチャリ氏の干渉はキャンベラでは1年前からささやかれていたとされている。

 労働党フロントベンチ議員のリンダ・バーニー氏は、「進退はダスチャリ氏が決断することだし、彼が熟慮していることは確かだ」と語っている。

 また、与党保守連合政権からはビル・ショーテン労働党党首に対して、ダスチャリ上院議員に引導を渡すよう求める声が高まっている。
■ソース
Sam Dastyari urged to ‘consider his position’ by Labor frontbencher

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