どこまでも続く連邦議員二重国籍失格騒ぎ

ナッシュ元大臣失格で繰上げ当選議員の任期問題

 二重国籍問題で連邦高裁から議員当選無効の判決を受けたフィオーナ・ナッシュ上院議員に代わり、次点候補の繰上げ当選が決まりかけたが、上院議員の任期が問題になり、連邦裁は次点候補の繰上げ当選判決を見送った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州の自由党と国民党は上院候補者リストを共通としている。また、2016年の総選挙は両院総解散だったため、上院議員の任期6年、毎回半数選挙の原則が崩れ、リスト上位当選候補が6年、下位当選候補が3年の任期で始めることになっていた。

 議員当選無効の判決を受けたナッシュ国民党上院議員に代わり、自由党候補のホリー・ヒューズ候補が繰上げ当選するはずだったが、2016年の選挙後に公職に就いたことがあり、しかも、ナッシュ氏の議員当選がなかったことになったことから、これまで一貫して選挙期間と認められ、選挙期間中の公職を禁止する条項により、裁判所はヒューズ候補の当選を認めなかった。

 そこで、さらに次点のジム・モラン氏が繰上げ当選になるところだったが、リストでモラン氏の上にいて当選したコンチェッタ・フィエラバンティ=ウェルズ議員とジョン・ウィリアムズ議員がいずれも3年任期で始めており、モラン氏がナッシュ氏失格に伴う繰上げで6年任期の議員になることに疑義が出された。フィエラバンティ=ウェルズが6年任期に切り替えられることが一つの解決策とされているが、モラン氏は2016年の選挙で一次得票数が1万票を超えており、ナッシュ氏の得票数の2倍近かった。そのモラン氏がまず当選の見込みのない、候補リスト第7位に登録されたことがモラン氏には不服だった。

 高裁の次の審理は12月22日で、結審は2018年に持ち越される可能がある。
■ソース
Citizenship saga: Fiona Nash’s NSW Senate seat still vacant after new legal issue

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