黄向墨、自由党議員にも多額の政治献金

ダスチャリ華人ビジネスマン献金の中心人物

 ダスチャリ労働党元連邦上院議員は中国政府とのつながりが疑われる中国系ビジネスマンから負債の肩代わりを受けたり、中国旅行の経費の負担を受けたりした上で、中国政府寄りの言動をしていたことが問題になり、12月12日に辞職を発表した。

 その渦中の中国系ビジネスマン、黄向墨氏が労働党政治家だけでなく自由党政治家にも政治献金し、接近していたことが次々と明らかにされている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 労働党はダスチャリ元上院議員が黄氏から献金を受けていたことを深刻に受け止め、ダスチャリ氏をフロント・ベンチからはずすとともに、外国人からの政治献金の受け取りを禁止した。しかし、自由党はそれ以降も外国人の政治献金禁止を決めていない。

 12月12日、ABC放送は、2016年にマシアス・コーマン財相が黄氏から2万ドルの政治献金を受け取っていたことを示す文書を明らかにした。献金はコーマン大臣の選挙費用に充てられている。また、コーマン大臣は政治献金は申告しており、すべて合法的だったとしている。

 さらに、「私は大勢のオーストラリア国民と会っており、その紳士とも会っている。保守連合が政治献金によって政策に影響を受けたという証拠はない。そこがダスチャリ氏と違うところだ」と語っている。

 また、クリスチャン・ポーター社会事業相は、「ダスチャリ氏は献金を私用に充てた。同じ人物から与野党に政治献金することはよくあることだ」と語っている。

 2016年、黄氏の企業、玉湖集団はクリストファー・パイン、マイケル・スカー両議員にも献金したことを明らかにしている。また、ジュリー・ビショップ外相は、シドニー工科大学の澳中関係研究院の開院式で黄氏と会ったことがあり、黄氏が研究院のために寄付を行ったと教えられた。その開院式にはタニア・プリバセク、クリス・ボウエン、サム・ダスチャリ議員らも出席していた。黄氏と会ったことを憶えているのはその時だけだが、他の行事でも黄氏が出席していた可能性はあると証言している。
■ソース
Huang Xiangmo: Federal Liberals defend dealings with Chinese businessman at centre of Dastyari’s downfall

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