ベネロン補欠選挙、アレグザンダー候補勝利確定

タンブル保守連合辛うじて下院多数派確保

 12月16日に実施されたシドニー湾北岸ベネロン選挙区の補欠選挙はジョン・アレグザンダー自由党候補の勝利が確定し、連邦保守連合は辛うじて下院において多数派を確保した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この補欠選挙は、連邦議会下院議員を務めていたアレグザンダー氏の二重国籍が明らかになったため、議員を辞職し、ベネロン選挙区議席が空白になっていたために行われたが、すでにオーストラリア以外の国籍の離脱を済ませていたため、自分がつくった空白を自分が埋めることになった。

 この補欠選挙には最大野党労働党がクリスティン・ケネリー元NSW州首相を候補に立てて選挙に臨んだ。その結果、2016年のアレグザンダー氏当選の総選挙比較で労働党が5%の得票率を伸ばしたが、アレグザンダー候補はケネリー候補に対して9.7%の差をつけて当選を果たした。

 ベネロン選挙区は人口の20%以上が中国系で、サム・ダスチャリ労働党連邦上院議員が中国系富豪との金の結びつきと中国政府寄りの発言で遂に辞職を余儀なくされたばかりで、マルコム・タンブル連邦政権が中国政府の内政への干渉を警戒する発言を続けていることを捉え、労働党は保守連合の民族差別政治、反中国心情と批判していた。しかし、中国系住民は必ずしも中国国内の共産党政府を支持しておらず、また、意識としてオーストラリア人と考えている人も多いとの評価が言われていた。

 タンブル首相がアレグザンダー当選候補と並んで勝利宣言を済ませた。一方、ケネリー候補も支持者を前に敗戦を認めつつも、「労働党は5.5%から6%程度の得票増を果たした。自由党の安定地盤での得票増は快挙だ。タンブル政権は安心してはいられない。今回の得票増が全国的に起きれば24議席から28議席の議席増だ」と語った。
■ソース
Bennelong by-election: Liberal John Alexander will win Bennelong by-election, Antony Green predicts

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