タンブル首相「共和制郵便調査」すぐに取消し

「同性結婚法のような投票はしばらくない」

 ポール・キーティング連邦首相時代の公文書が一部公開され、キーティング首相が国民の判断力を信じておらず、「大統領を国民の投票に任せるとふさわしくない人物を選ぶ可能性がある。首相が指名任命する形にすべきだ」と閣議で発言していた。

 それを受けて、マルコム・タンブル連邦首相は、オーストラリアの共和制移行も、同性結婚合法化法案の時のように有権者の郵便調査で決められると発言していたが、1日で発言を引っ込め、有権者の郵便調査は当分ない」としている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 1月1日にはタンブル首相が、「エリザベス女王の治世が終わればオーストラリア国内の共和制論議も再び活発になるだろう」と語っていたが、2日には、タンブル首相の広報担当者が、「今期中にイギリス女王の治世が終わることがあっても国民投票や郵便調査などは行われない」と訂正発言している。

 タンブル連邦首相はかつて超党派のオーストラリア共和制運動(ARM)代表として1999年の共和制国民投票に臨んだことがあり、現在も共和派として知られている。

 しかし、発言を1日で撤回したことで、野党労働党のタニア・プリバセク党首代理がタンブル発言を「思いつきを口にしただけで、結局自由党内の超保守勢力におもねって発言を取り消した。2018年も2017年と変わりなく、24時間もたないような思いつきが口にされるだけだろう」と語った。

 また、強固な君主派のトニー・アボット前連邦首相は、「タンブル氏はキーティングの尻馬に乗って発言しただけ」と批判している。

 タンブル発言にはイギリスのメディアも飛びつき、ミラー紙は、「チャールズ皇太子がオーストラリア国王になるかどうかは不明になった」と論評していた。
■ソース
Turnbull bursts his own ‘thought bubble’, ruling out republic vote in short term

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