フィーニー労働党連邦下院議員二重国籍で辞任

緑の党が追い上げているメルボルンの選挙区選出

 連邦議員の二重国籍問題は遂に労働党にも及び、デビッド・フィーニー下院議員が辞職を発表した。

 フィーニー議員はメルボルンのバットマン選挙区選出で、かつては労働党の安定地盤とされていたが、緑の党が追い上げており、補欠選挙で労働党は緑の党候補に敗れる可能性もある。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2016年総選挙では緑の党のアレックス・バサル候補が労働党の得票を9.5%強も奪い、1%の票差で辛うじてフィーニー労働党候補が当選している。

 バットマン選挙区はメルボルン市の東北、ノースコート、フェアフィールド、ソーンベリーなどの地区を抱えており、住宅価格高騰や人口分布の変化で労働党支持者が減り、緑の党支持層が増えている。

 2017年にはVIC州議会で労働党政権のフィオーナ・リチャードソン大臣ががんで亡くなり、補欠選挙が行われた結果、90年間にわたって労働党が抑えていたノースコートの選挙区で緑の党が第一次得票率45%で勝利し、労働党は右からは自由党、左から緑の党に地盤を侵蝕されるという状況になっている。

 ただし、労働党はバットマン補欠選挙にジェド・カーニー前豪労働組合評議会議長を擁立することを決めており、同氏は知名度もあり、評価も高いことから補欠選挙も何とか乗り切れるのではないかとの楽観論もある。それに対して、2013年にカーニー氏をバットマン選挙区で公認しておけば今回のような問題も起きなかったのにという声も挙がっている。また、フィーニー氏の選挙時の態度が労働党得票減の理由だとする声もある。ただし、労働党にとっては自由党を相手にする選挙とは異なり、緑の党を相手にする場合には緑の党以上に環境問題に熱心になろうとすると間違えるといわれている。

 この補欠選挙には勝ち目のない自由党は候補を立てない。
■ソース
What David Feeney’s resignation means for the Melbourne seat of Batman

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る