連邦高裁、ジャッキ・ランビー次席後継者適格判決

ワン・ネーション候補者の「不適格」主張退ける

 ジャッキ・ランビー元TAS選出連邦上院議員が二重国籍問題で辞職を余儀なくされた空席にはリストの次席に記載されているTAS州デブンポートのスティーブ・マーチン市長が繰上げ議員当選資格を得ることになっていたが、ポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党のケート・マカラック氏が異議を申し立て、「マーチン氏は、立候補時に憲法に禁止された現役で国家から利益を得る市長職に従事しており、議員資格を持たない」と主張していた。

 しかし、連邦高裁は全会一致でマカラック氏の主張を退け、マーチン氏が望めば連邦上院議員になる道を開いた。

 連邦議員の二重国籍が明らかになった場合、現に議員活動をしていた後でも議員当選がなかったものとされ、リストの次席は、選挙時に遡って立候補した時点だけでなく、その後に国家の雇用で利益を得る職に就いた場合も繰上げ当選資格を失う。

 また、この決定により、やはり二重国籍で議員資格を失った元上院議長のスティーブン・パリー氏の次席のリチャード・コルベック氏が上院議員に就任することができるようになる。2人は豪選挙管理委員会(AEC)の得票再集計後に確認を受けていた。

 高裁において、マーチン氏は、「市長職は政府には属しておらず、国家の雇用で利益を得る職ではない」と主張していた。

 マカラック氏の弁護士は、「マーチン市長の在職期間や報酬はTAS州政府がこれを決める権限を持っている」ことを国家の雇用で利益を得る職の根拠にした。これに対して、マーチン氏の弁護士は、連邦政府やVIC州政府の支持を受け、市長の在職期間や報酬は州政府が決めても州議会がこれを翻すことができるため、政府直属ではない」と主張していた。

 マーチン市長は、市長職を辞して連邦上院議員になるか、上院議員職を捨てて市長職を続けるかを選択しなければならない。また、市長職を続ける場合、すでにイギリス国籍を離脱しているジャッキ・ランビー氏が再度上院議員になる道も開けてくる。
■ソース
High Court finds Devonport Mayor Steve Martin eligible to replace Jacqui Lambie

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