「年間7億5千万ドルの税金がエリート私立に」

VIC州カソリック教育委員会が調査報告公開

 カソリック系学校を管理するカソリック運営の機関、VIC州カソリック教育委員会が調査報告を公開した。その中で、「7億5,000万ドルの税金が裕福なエリート私立学校に払われている」と述べ、「政府は必要に応じて配分と語っているが、その必要の測り方を見直すべきだ」としている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 報告書は、「それぞれの学校の財源基準(SRS)に達するプライベートな収入のある学校が合計で毎年7億4,700万ドルを公的資金から受け取っている」としている。また、この報告書は、カソリック学校も10校がSRSを超えるプライベート収入があることを認めている。

 この報告書は同教育委員会が各学校の推定資産の複雑な公開データを分析して出したもので、「ニーズを見直す必要:ゴンスキー見直しが非公立学校助成金の計算を間違えた理由」の表題がつけられており、各学校の経済的ニーズの測定に疑義があるとしている。

 また、「授業料などプライベートな財源で十分に必要な資金を得ている非公立学校は200校近くある」として、54校のリストを掲げている。

 メルボルンのカソリック教育事務所のスティーブン・エルダー氏は、「学費だけで学校運営に必要な財源を得ている学校には公的助成金は必要がない。また、法外な学費を集め、SRSを超える収入を得ている学校は学費を引き下げるべきだ。政府はそのような学校に7億5,000万ドルの金をばらまいておきながら、貧しいカソリック系や独立学校法人への助成金を減らしてきた」と述べている。

 学校のニーズを測る手段として、「社会経済ステータス法、SES」という手法が取られており、常に批判がある。また、政府の私学助成金のあり方についてはカソリック系学校と独立系私学との間にも意見の亀裂がある。
■ソース
$750m a year goes to private schools that don’t need it, Catholic sector says

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る